住まいの劣化


  【 結露について 】

  
  冬の暖房、夏の冷房等、温度差により結露が発生します。
  
  
  
     


   部屋で暖房した場合、壁や天井から暖気が上がり、
   天井裏に結露が発生する場合があります。

   内部結露は、断熱材の性能を低下させます。

   建物の躯体が腐朽し、構造耐力を低下させ、
   建物の寿命を大きく低下させる原因になります。





   【 木の腐朽について 】


   ・木材の腐朽菌は、湿度80%以上、温度10℃以上で発育を開始します。

   ・浴室・洗面所・台所などは湿度が高くなる上、北側に面することが多い事、
    また、土台は最も地盤面に近いところにあり、湿気の影響を受けやすい事
    などから、腐朽菌が発育します。

   ・モルタル壁やサイディング目地に生じる劣化による亀裂があると、雨樋から
    溢れたり破損箇所から等による雨水の侵入や、部屋間、外気との温度差等
    に生じる結露によって構造材や下地板を腐朽させます。

    
  
   ▲内部結露による躯体の腐朽





   【 白蟻被害について 】


   ・住まいに被害を与えるのはヤマトシロアリとイエシロアリです。
   
   ・木材が腐朽すると白蟻を誘引する物質が多いため、白蟻の被害を受ける
    可能性が高くなります。

   ・白蟻は自ら水分を運べる為、被害は小屋裏にまで及び、日光や外敵を
    避け、木材の外側を残して食べ、内部は完全に空洞化します。
   
   ・被害を受けやすいのは、床下や水廻り周辺の湿気が多く、比較的暖か
    い所です。

    

   ▲基礎の断熱材から侵入した白蟻はそのまま上部へ上がり、
    1階の天井裏にある梁を食べます。








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