これからの住まいの耐震・防災対策&リフォーム

 
 地震が頻発し、地球温暖化の影響か、
 これまでになかったような台風・豪雨にも
 度々見舞われ、大きな被害を受けています。
 これからの住まいには、
 耐震・防災対策と合わせたリフォームが欠かせません。
 
 

 
 
 
 
 平成28年4月に起こった熊本地震。甚大な被害をもたらしました。

 調査を行っている専門家によると、
 住宅倒壊の30%は昭和56年以前、法改正前の建築で、

 倒壊原因には
 ・屋根の重み
 ・1階壁の不足
 ・木部が腐朽菌や白蟻に侵されたもの
 ・土砂崩れ等
  との報告がありました。

 

 平成28年8月に起こった岩手の住宅浸水被害。
 こちらも甚大な被害をもたらしました。
 
 
 これらをふまえ、これからの住まいについて、
 耐震・防災対策はもちろんのこと、同時にリフォームを行うことが大切です。

 
 まずは家全体の調査を行うこと。

 劣化対策や性能の向上を計画する際に基礎になるのが、
 専門化が調査するインスペクション(現況調査)です。
 リフォームを行う業者が行う場合や専門業者が行う場合もありますが、
 主なチェックポイントは以下の通りです。
 
 【 内部は床下から小屋裏まで 】

   ・床下や小屋裏について

    構造材の腐朽、白蟻害、雨漏り水染み、金物の腐食、緩みなど。

   ・仕上材について
    剥がれ、著しい割れ、腐食やカビなど。
   
   ・サッシ・ドア・シャッターなどについて
    動作不良など。

   ・設備機器の劣化など。

 【 外部について 】
   (事情によっては地盤調査なども必要な場合もあります)

  
  
  ○で示した部分が建物外部の主なチェックポイントです。

  
  雨がかりについての説明です。
  軒の出があれば、窓上に雨がかかりにくいという事がわかります。
  
  
    

  雨漏りによる劣化の例です。
  
  左の写真は雨漏りによる木の腐朽と、白蟻の被害が見受けられました。
  右の写真は軒の出がほとんど無く、壁の亀裂から雨水が侵入、
  木の腐朽がありました。

  
  
  どちらも軒の出を増やし、雨漏り対策を行いました。
  
  このように劣化を補修しつつ、住宅性能を向上させるリフォームは
  永く住み続ける住まいに欠かすことはできません。



  様々な箇所で補修の必要が出てきた場合、

  例えば、外壁を壊して、雨漏り箇所を直す、
      部屋の壁を壊して間取りを変更する、
      外壁の塗装をする、壁紙を張り替える、
      古くなった流し台をシステムキッチンにする・・・

  そのような時には、耐震補強も是非ご検討頂きたいと思います。
  
  外壁を壊すときに、
  あるいは壁紙を張り替える時に、
  筋違いを新たに設置したり、合板で補強したり、
  あるいは、柱の上部、下部に耐震金物を取り付けたりと、
  一度で工事が済む場合があります。 


  

  こちらは耐震診断を行った例。
  水色のラインは2階の線です。
  重心は重さの中心。
  剛心は強さの中心を示しています。
  ここに水平力(地震力)が加わると、重心に力が働きます。
  この間取りのように、重心と剛心が離れていると、
  地震でねじれが生じ、建物に被害を及ぼします。


   

   

  
  耐震補強には様々な方法がありますが、
  木造住宅で、筋違いをいれた例です。

  これは表に筋違いを表し、採光もとれるように工夫したものです。

  このように、リフォームを考える場合は、耐震補強の検討、
  また、耐震補強を検討する場合は、リフォームの検討と、
  同時に考える事は、
  経済的、効率的にも重要な事と言えます。








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